大学時代の大切な恩師のひとりである、
岡山広幸先生が天国に旅立たれました。
<<Yahooニュースより>>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150301-00000006-asahi-musi
突然の訃報でした。
ただただ信じられない想いでいっぱいですが、
大学時代の同期でSNSを通して先生との思い出を語れたのが救いです。
大学時代、特別わたしは目立ったり先生と近しい関係ではありませんでしたが、
要所要所で、岡山先生から心に響く言葉を戴きました。
「いい響きを持っているから続けていたらものに成る。」
「ここからは楽譜に書かれている以上の事を表現すること。
歌手としての仕事が成り立つから。」
思う様に歌えず迷いに迷っていた時期、
また大学卒業後に大学院への進学が叶わず希望を失いかけていた時、
岡山先生からの言葉を胸にここまで声楽の道を進んでこれました。
そして大学4年になる3月に1ヶ月、
先生と同期の仲間と共にイタリアで過ごした時間。
掛け替えの無い豊かな時間でした。
それまで一緒に写真も撮る機会も無かったけれど、
この時間を機に大学を卒業するまで一気に距離が縮まった思い出があります。
私が大学を卒業した後は、藤原歌劇団の総監督という大任を務められて、
なかなかお逢いする機会もありませんでしたが舞台に立ち続けていれば、
また声を聴いてもらえるチャンスはあると信じていました。
この願いは叶いませんでしたが、出逢えたことに心から感謝申し上げます。
そして、天国から私たちの舞台を見守っていて下さい先生。
ご冥福をお祈り申し上げます。